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180416 Bogotá

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 月曜日。今日はバイクをパナマへ輸送するため、空港近くの会社「Air Cargo Pack」へ向かいます。事前にゴンサロさんが連絡してくださっていたようで、到着早々係の人が出てきてくれました。私たちのために、見えないところで動いてくださったゴンサロさんに感謝です。事務所でバイクを送るというチリ人の弁護士、ワーキンさんと出逢いました。8:30に事務所に到着し、すべての手続きが終わったのは15:30でした。1日でこんなに早く終了することは珍しいそうです。ワーキンさんがいろいろと手伝ってくださったおかげです。毎回人に恵まれている私たち。感謝感謝。 輸送手続き ①パスポート、登録証書、国際免許証、コロンビア自動車保険、ペルミソ提出 (コピーを持って行きましたが、向こうでコピーをとってくれました。コピー屋さんが並ぶ国境とは違います。) ②どんなバイクかチェックする (本来なら係の人がするものですが、スペイン語がわからないので、英語ができるワーキンさんが代わりにチェック。チェック項目には、オイルタンクはいくつか、キャブレターはいくつあるかなど。よしさんは横で爆笑していました。) ③税関手続き (空港のDIANで新しい書類を作成、サインして終了。いつもならお昼ご飯に出てしまう時間帯ですが、運良く係の人がいました。今日の書類作成は今までで一番早いそうです。) ④荷物検査 (バイクに載せる荷物をX線検査。ケミカル類は目視で再度確認されましたが、積載可でした。他にこれまで走った国の小銭を確認されました。「おみやげ!」と言うと、係のおまわりさんはじめ、運送会社の方がコロンビアコインをプレゼントしてくれました。南米万歳!!) ⑤お支払い (一台1100USD。二台で2200USD。さよなら24万円…。)  他の人のブログを見ると、航空券がネットで買えず、空港カウンターで購入したと書いてありました。が、それはコロンビアの航空会社のサイトや格安航空サイトの話。スカイスキャナーで検索し、エクスペディアから予約すれば日本のクレジットカードでも購入できました。  とりあえず、これで輸送手続き完了です。あとはパナマで無事に受け取れることを祈るのみ。

180415 Bogotá

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女性が舞う時につけた髪飾り 可愛らしい土器も 考える人 コロンビア版   バイクを空輸するため、月曜日に輸送会社の事務所へ向かうことになりました。日曜日はボゴタ観光。旧市街にある黄金博物館は、日曜日が入場料無料になります。これは行くしかありません。ここボゴタは、「エル・ドラード(黄金郷)」伝説の土地でもあります。スペイン人がやって来る16世紀半ばまでは、チブチャ族の都がここにあり、部族の首長が就任する時には、体中に金粉を塗りつけ、黄金の装身具を身につけて臨んだそうです。博物館の見所は、神に黄金を捧げるため、湖に漕ぎ出したという黄金のいかだ。いかだはもちろんのこと、どの黄金製品も精巧に作られており、当時の技術の高さを感じます。  博物館を出て旧市街を歩いていると、吹奏楽の音が聞こえてきます。音につられて行ってみると、大統領府に到着。運良く今日は衛兵の交代式だったようです。ついてるついてる!

180414 Bogotá 0km

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 ゴンサロさんに教えていただいたバイク屋さんBIKER STOCK へ。今日はタイヤ交換、オイル交換の日です。タイヤは整備士さんにお願いし、オイル交換は自分たちでやりました。案の定、XRはアフリカツインよりはるかにまっくろくろすけでした。ワラスの高地で負担がかかってしまったようです。  バイク屋さんに来るバイクは日本車が多く、しかも大型ばかり。コロンビアでは日本より値段が高いはずですが、思っていた以上にみなさんいいバイクに乗っています。そして女性客が多い多い。18歳からどんなバイクでも乗れるそうで、最近は女性ライダーも増えているそうです。バイク屋さんで働く24歳の事務員さんももちろんライダー。お昼は地元の定食屋さんへ。久しぶりにお魚をいただき、今日もご馳走していただきました。

180413 Bogotá 119km

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 メルガルの宿で猫ちゃんに見送られ、ボゴタへ向かいます。ここからは標高を気にせずに走れる平地エリア。ですが、ボゴタに近づくにつれ首都渋滞が始まりました。コロンビアは地方でもバイクが多く、ボゴタで信号待ちをしていると、みなさんがんがんすり抜けていきます。信号待ちで一緒になるライダーは、20台ほど。  ボゴタで最初に向かったのはタイヤ屋さん。エクアドルの国境で出逢ったBMWのコロンビアライダーさんに紹介していただいたHEIDENAU(ハイデナウ)の卸屋さんです。彼らは南米をバイクで旅行するのにここからスポンサーを受けたそうで、安く買えると教えていただきました。ボゴタでよしさんのタイヤを交換しようと思っていたので、ラッキーです。  ハイデナウ卸屋さんに到着。迎えてくれたのは、アフリカツイン乗りの社長Gonsalo(ゴンサロ)さん。数年前にはアラスカまで奥様とタンデムで走ったそう。趣味は早朝テニス。素敵な社長です。ちょうどお昼時だったので、お友達のPedro(ペドロ)さん家族も合流して昼食へ。ペドロさん夫妻もユーラシア横断でパミールを走ったことがあり、日本にも数回訪れているそうです。奥様の手料理にはお蕎麦も出てくる親日家。  昼食にいただいたのは、チキンコーンスープ。アボガドとご飯を入れて、雑炊のようにしていただきました。文才がないのであまり美味しそうに感じられないかもしれません。濃厚な鶏ガラクリームリゾットとでも言えば伝わるでしょうか。お腹いっぱいになるまでご馳走になりました。  昼食後、私たちの宿を探すため、ゴンサロさんが同行してくださいました。最初は50ドルを超える値段提示でしたが、私たちは宿泊税を払う必要がないとゴンサロさんが口添えしてくださったおかげで、30ドルほどに。面倒見のいい社長様、さすがです。  ひとつの出逢いでどんどんつながるご縁。何がどこでつながるかわかりません。ありがたい限りです。

180412 Melgar 294km

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立ち寄ったガソリンスタンド横の食堂  25号線を北上し、40号線へ。アルメニアを過ぎるとワインディングの峠越えが始まりました。最高標高は3300m。山頂付近では雨も降りだし、トラック渋滞に道路工事でなかなか進みません。こんな時、250ccのキャブ車は走行するのが一苦労。アクセルを開けなければ進めませんが、開けすぎるとガソリンがエンジンに送りすぎます。ガソリンを送りすぎると、空気が少ない場所ではガソリンが燃え切らずエンジン内部などに残り、燃えカスがたまってしまいます。いわゆる「かぶる」という現象。標高が高いところではかぶらないように注意しながら走りますが、それでも低速が続くと大変です。おかげで、バイクに気を遣いながら走るようになりました。  途中、新しい道を作ろうとしている現場を見ました。が、橋桁の鉄筋は錆つき、根元部分のコンクリートも崩れています。ずいぶん前に工事が中断してしまったような印象。高地の斜面に道を作るのは簡単ではなさそうです。おそらく他国の支援があってのことだと思われますが、ボリビアでは日本のような快適道路ばかりでした。対してペルーやエクアドル、コロンビアでは自分たちで道路を作っている場面を見かけました。道路ひとつとっても、国によって様々です。そんなことを考えながら二回峠を越え、イバゲに到着。ここからボゴタに向かう道は高速道路のような道でした。平地ではサトウキビ、山の中ではバナナとコーヒーが育つコロンビア。ガソリンスタンドでも宿でもコーヒーを無料で飲ませてもらえます。ありがたいお話。ネスカフェではなさそうですが、どうも味が薄いのが少し残念。アメリカの支援を受けて麻薬撲滅に取り組んだというコロンビア。コーヒーの飲み方もアメリカ寄りなのかもしれません。

180411Buga 208km

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ポリスチェックのおまわりさん。みんな優しい。 サトウキビ積みすぎ君  ポパヤンを抜けると、ワインディングの道はなくなり、片側二車線の平坦な道になりました。今日の目的地はカリ。だったのですが、途中休憩したガソリンスタンドで地元ライダーに話しかけられました。カリは車の量が多いから迂回した方がいいと言われ、地元民がそう言うならと目的地変更。首都のボゴタに行くには、その方が近いので変更して正解です。  25号線に入ると、両側に広大なサトウキビ畑が広がります。2005年からエタノール生産が開始されたようで、砂糖を作る目的以外にも生産されているサトウキビ。途中、初めて見た大型トレーラー。4両連結されたトレーラーに積まれていたのはすべてサトウキビでした。 【コロンビア砂糖産業の概要】 https://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_000445.html  今日の目的地、ブガに到着。偶然立ち寄った小さな町ですが、ここにある教会、Basilica del Senor de los Milagrosには黒いキリスト像が祀られています。バシリカとは、一般の教会よりも権威のある教会だそう。一度焼けた像が奇跡的に残り、願いが叶うと言われていることから多くの信者が訪れるそうです。が、少し調べただけでは黒い像の歴史やここが宗教都市と言われるはっきりした所以がわかりませんでした。ごめんなさい。たしかに、教会の中には熱心にお祈りをされている方がたくさん。教会の周りにはキリスト教関連のお土産屋さんがずらりと並んでいました。この場所が普通の教会でないことは明らかなようです。

180410 Popayan 259km

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いたって普通の光景です 見たことない植物です  パストを抜けると、山岳地帯のワインディングが続きます。すぐ横は崖。そんな谷にも人が住んでいるところもありました。ここは外務省の渡航中止エリアに指定されている場所。たしかに、軍や警察の目も届きにくい山岳地帯では、何が起きてもおかしくありません。が、出会う人はいい人ばかり。  今日泊まったポパヤンも渡航中止エリアの中にあります。街中に入ると、家々は白塗りの壁と黒屋根に統一されていて、とても綺麗です。石畳の路地を見ると、ヨーロッパのような雰囲気。そしてここはコーヒーがおいしいのだそう。行ってみないとわからないものです。