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170917 Sankt Johann in Tirol 0km

☆ウズベキスタン、カザフスタン動画 https://quik.gopro.com/v/P9kehFoSE4/ ☆カスピ海、黒海(アゼルバイジャン・ジョージア・トルコ)動画 https://quik.gopro.com/v/A3ElxkIHTJ/ ☆バルカン半島動画 https://quik.gopro.com/v/pUR8j2YKR8/

170915ー16 Sankt Johann in Tirol 232km

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  ドロミティは、晴れた日の朝に行くものです。ヨーロッパに入り雨が続いていましたが、今朝は晴れ。ライダーさんも朝から飛ばしています。ぐるっと一周してオーストリアへ。ルートがいくつかあるので迷います。グロースグロックナー(Großglockner Hochalpenstraße)は一台25€もするので走りたくても却下。お金がかからないであろう道を選択。したつもりだったのですが、トンネル代で一台10€。。。トンネルを抜けるとそこは雪国でした。  オーストリアのザンクト・ヨハン・イン・チロル。キルギスで会ったオランダの方の別荘に泊めていただくことになりました。間違いなくスーパーお金持ち様です。寝室は教室並。家の中でも大縄ができる広さ。お庭はもはやテントサイト。ここがホテルなら一泊一人100€はするでしょう。。。家主様はわざわざオランダから飛行機で来てくださいました。ミュンヘンから自家用車に乗って。。。旅をしているといろいろな出会いがあるものです。

170914 Wahlen-Valle St.Silvestro 218km

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 オーストリア高速道路ステッカーをスロベニアで購入し(10日間で5.1€)、オーストリアへ。国境は「行っていいよ」合図だけとなりました。19か国目オーストリア。綺麗に着飾った家々。木材とガラスが組み合わさってできた学校、スーパー、バス停。もはや石垣までもがお洒落に見えてしまいます。  イタリアのドロミティに向かい、オーストリアを西へ。「○○峠」はアルプス周辺に数多くありますが、オーストリアの下道、111号線も楽しい道です。可愛らしい村を通り抜け、ワインディングが続きます。「Bikes Welcome」の宿がたくさんありました。  雨が降ってきましたが、せっかくなのでイタリアで一泊しようと国境越え。ついに標識だけの国境となりました。20か国目イタリア。ドロミティ入り口の町にあるガソリンスタンドで一休み。地元の方によれば、宿はオーストリアの方が安いとのこと。あちゃー。。。ガソリンもイタリアの方が高く、1.2€から1.7€に値上がり。あちゃちゃー。。。ま、仕方ないです。安宿を探すため、インフォメーションセンターへ。少し離れた手頃な民宿を教えていただきました。朝食付き、2人で32€。細い山道を登りながら着いた先は、ハイジのブランコがあるお家。ここはイタリアですがお母さんはドイツ語を話します。新築した綺麗なお部屋。ドロミティが見えるテラス。大当たりです、民宿「Pahlerhof」。Wi-Fiのないお宿。夜には牛たちにクラシックを聴かせる素敵な宿です。

170913 ブレッド湖 Bled lake 215km

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「 ホテルアドリアーノ」はスロベニアにもありました。スロベニア北部のアルプスが見えるブレッド湖。キャンプ場は昨日の宿代よりも高く2人で22€。他にも安い所がありそうでしたが暗くなり寒かったので早々にキャンプする事に決めました。9月に入ったというのに各国からたくさんのキャンピングカー。肌寒くなってきましたが、キャラバンには関係ないようです。  クロアチアの宿を出てスロベニアを目指します。スタンプを押されるだけの国境を通過し、18か国目スロベニア。窓に花を飾った可愛らしい家が並びます。牛は柵の中で飼われるようになりました。もう「牛待ち」することはないようです。途中見た向日葵畑。仕事に精を出す働き蜂たち。これまで向日葵畑は何度か見ましたが、満開の花が見られたのはここが初めて。夏気分を味わうことができました。

170912 カーロヴァック Karlovac 260km

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滝の下から町を見上げるのは2€かかります 古い木製水車たち  楽しかったボスニア、物価の安かったボスニアともお別れです。。。9月になり新学年が始まったのでしょうか。朝早くから登校する学生さんが目立つようになりました。朝の7時前から工事現場で働くおじさま方。車たちはこの旅一番の安全運転。勤勉なイメージのボスニアです。  クロアチアに入り、ガソリンスタンドのトイレが有料になりました。コーヒー一杯が1€以上になりました。本格的なヨーロッパラウンド突入です。クロアチアを抜けスロベニアへ向かう国道一号線上で、山間部に滝が集まっているエリアがありました。景色を楽しみにしていたのですが、あいにく今日も雨。見えたのはシールド越しの滝だけでした。Jaiceでたくさん滝が見られたので良しとしましょう。

170910ー11 ヤイツェ Jajce 174km

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修復されたスタリ・モスト ネレトヴァの戦いで少数部隊を守るため破壊された橋  モスタルでも民宿に泊まりました。ゲストハウスA&O 名前の意味を聞いたら子供2人の頭文字だそうです。安易です。快適なお家でのんびりしすぎて出発が遅れてしまいました。ヨーロッパに入ってからは出発が遅くなってしまっております。隣の町まで何百キロとかいう世界ではなくなったのでいつ出発しても問題ないからです。少し走ればホテルでもキャンプ場でもあるので寝る所も食べる所もいくらでもあるのでついついのんびりしてしまいます。  モスタルから川沿いの道を北上し山道をクロアチア方面に走ります。途中スキー場があるような山の中の道を走ってきました。キャベツ畑がありました。高原野菜です。日本みたい。。。なんて思いながらJajceという町まで走ってきました。この町は見る角度によって滝の上に町があるように見えます。確かに川に沿って人が生きている感じがしました。夕飯に食べたキャベツの美味しいこと美味しいこと。産地直送ですね、、たぶん。  雨の予報が続くのでもう一泊することにしました。

170909 モスタル Mostar 198km

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 サラエボのメインストリートZmaja od Bosne。かつては道行く市民も標的にされた「スナイパーストリート」。真新しいショッピングモールや高層ビルが並びます。ジャーナリストにむけて前線中も営業したというHotel Holiday 、砲弾が撃ち込まれ炎上したボスニアヘルツェゴビナ共和国議会。ネットでよく見る写真の風景。今では復興が進んでいます。が、住宅街に目をやれば、壁には砲弾の跡、跡、跡。銃撃戦の跡が残る家に住むのはどんな心境なのでしょうか。。。  ボスニアに入り、ドイツ企業のドラッグストア「dm」やホームセンター「OBI」を見かけるようになりました。ここまで進出しているのは、雇用を供給するためなのか?なんてことも考えてみたり。。。  サラエボから南下し、スナイパータワー、スタリ・モストがあるモスタルへ。サラエボより、廃墟となった建物がそのまま残されています。民族や宗教を象徴する価値ある「もの」は、戦いに巻き込まれれば破壊の対象となってしまいます。スタリ・モストもその一つ。山の上には巨大な十字架が掲げられ、土産物屋はイスラム一色でした。  サラエボの民宿で、雨の中温かく迎えてくれたおじいちゃん。大きな柔らかい手でしっかり握手してくれました。歓迎されているのが伝わります。足が悪いらしく、歩くのもやっとの様子。手を震わせながらコーヒーを淹れてくれました。昔は兵士として戦っていたのかもしれません。出発の朝は、私たちが見えなくなるまで見送ってくれました。