170909 モスタル Mostar 198km











 サラエボのメインストリートZmaja od Bosne。かつては道行く市民も標的にされた「スナイパーストリート」。真新しいショッピングモールや高層ビルが並びます。ジャーナリストにむけて前線中も営業したというHotel Holiday 、砲弾が撃ち込まれ炎上したボスニアヘルツェゴビナ共和国議会。ネットでよく見る写真の風景。今では復興が進んでいます。が、住宅街に目をやれば、壁には砲弾の跡、跡、跡。銃撃戦の跡が残る家に住むのはどんな心境なのでしょうか。。。
 ボスニアに入り、ドイツ企業のドラッグストア「dm」やホームセンター「OBI」を見かけるようになりました。ここまで進出しているのは、雇用を供給するためなのか?なんてことも考えてみたり。。。
 サラエボから南下し、スナイパータワー、スタリ・モストがあるモスタルへ。サラエボより、廃墟となった建物がそのまま残されています。民族や宗教を象徴する価値ある「もの」は、戦いに巻き込まれれば破壊の対象となってしまいます。スタリ・モストもその一つ。山の上には巨大な十字架が掲げられ、土産物屋はイスラム一色でした。


 サラエボの民宿で、雨の中温かく迎えてくれたおじいちゃん。大きな柔らかい手でしっかり握手してくれました。歓迎されているのが伝わります。足が悪いらしく、歩くのもやっとの様子。手を震わせながらコーヒーを淹れてくれました。昔は兵士として戦っていたのかもしれません。出発の朝は、私たちが見えなくなるまで見送ってくれました。

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