出発延期

 


 
 46日、南アフリカケープタウンに到着した私たちのバイクは、そのまま日本へUターンすることになりました。バイクで海外を走るのに最も費用がかかるのが、輸送費や出発までの準備費。今回はカルネ(バイクのパスポートのような書類)も作成したので、それらがすべて水の泡となってしまいました。
 当初の予定では、4月から6月にアフリカ南・東側諸国を北上し、夏にヨーロッパ、時間と予算が許せばアイスランド を一周し、中東、アジアが冬になる頃にイラン、インド、パキスタンを走ってタイを目指す計画でした。さらに、オーストラリアまで足を延ばすことができれば、前回の旅行と合わせて南極以外の大陸を走ったことになります。
 出発前、志ある方に2人のXRのエンジンをオーバーホールしていただき、剛号はビッグタンクや工具箱を手作りしていただきました。協和興材様をはじめ、SHOEI様、IRC様、DAYTONA様、D.I.D.様、SENA様、新富士バーナー様、TIEMCO様など多くの企業様にご支援いただいたおかげで、出発まで漕ぎ着けることができた今回の旅行。私たちもアフリカを走れるのを心待ちにしていましたが、現下の世界情勢により旅行開始を延期せざるを得ないと判断しました。海外をバイクで走ることは簡単なことではありませんが、挑戦できること自体が幸せなことだったと今身に染みて感じます。
 自分たちが置かれた状況を受け入れて、今できることをやるしかありません。出発できる日を待っている日々も、かけがえのない一日。日々楽しみを見つけながら過ごすことにします。
 アフリカの大地を走る日を夢見ながら

 今日も資金作りに励みます!!!
 引き続き、私たちのバイク旅を温かく見守っていただけると嬉しいです。

コメント

  1. あれからバイクはどうなったんだろうと思っていました。
    もう日本に返ってきましたか?
    次回の旅は前回にもまして、壮大な計画ですね。
    1年2年じゃ回りきることはできないのでは?
    旅が始まったら、やりきってしまうのでしょうね。
    もう少し、日本にいて作戦の練り直しですね。

    この2月にモロッコに行ってきました。お二人が、ツーリングしたであろう
    アトラス山脈を越え、サハラ砂漠の北西をちょろちょろしてきました。
    あの道をバイクでぶっ飛ばすのは、二人だからこそできるものでしょう。

    再度のチャレンジを応援しています。捲土重来です!
    司波

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