フロントフォークオーバーホール


 バイクの前輪左右についている二本の棒。その名はフロントフォーク。この棒の中にはサスペンション(バネ)が入っています。サスペンションには、地面からの衝撃を和らげる役目があり、舗装路ではあまり傷みませんが、でこぼこ砂利の未舗装路を走ると絶えずサスペンションが上下するのでずっとバネが動いている状態。バネが傷まないよう、また、バネの動きを調整するためフロントフォークの棒の中にはオイルが入っています。XRは正立のフロントフォークなのでフロントフォークにフォークブーツ(蛇腹のゴムカバー)が付いているので前回の旅でもオイル漏れはありませんでした。ですが85000キロも走るとさすがに内部は汚れていました。最近の流行りではデザイン重視でフォークブーツが無い倒立フォークを採用しているバイクが多いです。(正立フォークは太い棒が下、倒立フォークは太い棒が上)旅先では、最新バイクを選んだ多くの人がオイルリークに泣いていました。
 2台分のフロントサスペンションのオーバーホール。剛号のオイルはマックロクロスケ。明日香号はギリセーフのグレーオイル。フロントフォーク、サスペンションを全てバラし、一つ一つ綺麗にします。(綺麗にするとは、人間が汚れる代わりに金属パーツたちがよみがえるということです。)水洗いはできないのでホームセンターで売っているパーツクリーナーで。23本は使ったでしょうか。手慣れた人でも一日作業です。専用工具も必要で、旅先でこれをやるのはほぼ無理。
 人それぞれ好みの違いはありますが、個人的に倒立フォークの方が格好いいとは1ミリも思わないことを改めて感じたのでした。

バイク支え中

明日香号オイル

元々は黄色。グレーなのは金属同士の摩擦による汚れ。



ゴムシールを押さえる金属パーツ。錆び錆びです。

フォークパイプスリーブ メタル
上:新品、左:剛号、右:明日香号
中はこんな感じ。


右側の黒ずみは金属摩擦によるもの。

オイル注入。477mlという超微妙な量なのはなぜでしょう。

フロントフォーク終了!見守るアフリカ君。

キャブレターをバラして組んでみたり。
ちなみに、XRのではなくチョイノリの、です。

チョイノリなら、エンジンを分解してみたいと思うのでありました。
注:元に戻せないと断言できます。


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