剛号エンジンご開帳・愛しのエンジンパーツたち②


 ものの30分で見事にバラバラになった剛号XR。2万キロ走ったエンジンの状態は、比較的綺麗でしたが、8万5000キロ走った明日香号より摩耗が進んでいたものも。開けてもらって大正解です。特筆すべきは、カムチェーンテンショナーのスプリングフック。明日香号も距離相当で摩耗していましたが、剛号は首の皮一枚で繋がっている状態。聞けば、急加速する走りをするとこうなるそうです。急加速するのが楽しいバイクなので仕方ありません。(私は恐怖でできませんが。)詳細は、お医者様診断を待つことにします。






 
 昨日に引き続き、明日香号手術内容をご紹介。エンジンだけでなくリアサスペンションもオーバーホールしていただくという手厚い待遇。旅行最後の北極圏で、往復2000キロのダートを走った際、固着して取れない粘土たちのおかげで、アフリカ君のリアサスはご臨終。我がXRは日本に帰ってもしばらくは大丈夫でしたが、最近オイル漏れするように。オイルは地面からの衝撃を吸収する役割があるので、オイル漏れすると衝撃が直に伝わり、バイク人間共に悲惨な結果となります。
 全体図



 シール部広がり
右が新品。左は変形しています。

 オイル量
汚れ、少ない量。

 エンジン下回り組み立て

 シリンダー
縦傷!!!

ホーニングで中を綺麗に

 キャブレター


 ご厚意に次ぐご厚意で、スタンドピンの加工もしてくださいました。これがもげるとサイドスタンドが外れ、時に死に至ることも。
危ないところでしたピン


新作ピン
明日香号交換部品たち


これでエンジン周りはOKです。これからは各所ベアリング類などの交換、電装系などのチェックに入ります。

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