180302-0303 La Quiaca 296km











 朝の散歩でレインボーマウンテンへ。朝日があたり、色が鮮やかになります。こんな景色を見ていたら、芸術の感性も磨かれるかもしれません。
 今日はレインボーより色が多い14色の丘と言われるHornocal(オルノカル)へ行くことに。ウマワカから73号線に入り、ダート道を進むこと片道25km。今日目指すのは 4350Mにある場所。パミール再び。あの時はエアクリーナーボックスのダクトを外して進みましたが、今日は行けるところまで行くことに。パミールの時よりはスピードが出せるようになりましたが、4000を越えると進まなくなり、エアクリーナーエレメントを外して4350へ。最後の登り、カーブを曲がると、迎えてくれた景色は色とりどりの山々。もはや14色を超えている気がします。何がどうなればこのような地層が生まれるのでしょうか。帰り道ではアルパカと写真撮影できました。
 ウマワカへ戻り、9号線を北上します。ボリビア国境の町、キアカへ。標高3400Mほどの道をひたすら進みます。Abra Pampaより北へ進むと、曲がりくねった地層がそのまま山になった景色や渓谷が広がります。昨日から今日にかけて、たくさんの自然美を見てきました。ウマワカ渓谷が世界遺産であるのも納得です。

 景色に癒されながら進んでいると、進行方向に巨大すぎる雨雲が。いくら標高が高い場所とはいえ、雲と地面の距離が近すぎます。雨雲が広がる場所はもちろん、晴れている所にまで走る稲光。走っている間に、少なくとも30回は見たでしょうか。このまま進むのは危険だと判断し、町の手前12km地点で様子を見ることに。10分ほど休憩し進みましたが、目の前に広がる川。道路脇を流れる川の水量が増え、道路の上にまで水が流れています。モンゴル再び。左から右に流れる川。右の方が流れが速く、巻き込まれればそのまま落下。道の真ん中をスピードを落とさないよう進みます。1回目、クリア。町に近くなれば大丈夫だろうと思っていたら、2回目がありました。車も進めないほどの川。トラック、バス、家族づれ。みんなで待つこと30分。意外と速く水が引いてくれたのでとっとと渡って先へ。ようやく町の中へ入りました。が、さっきの大嵐で町の中は水浸し。真っ白に積もった霰、雹。走れるところを選んで進みますが、道路が川にもなっているので、いろいろなものが流れてきます。南米を甘くみてはいけません。ようやくたどり着いた宿で二人とも泥のように眠りました。

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