171123-1207 CUBA 0km















 ドイツのハンブルグからチリのサンティアゴまでバイクを輸送する期間、バイクでは行きにくい場所へ行くことにしました。まずは南の島、キューバへ。ドイツからの飛行機のチケットを探すと、ケルンから1人180€という驚きの値段。行くしかありません。物価が安く、長居するにはもってこいの国です。ここは人も天気も陽気な国。クラシックカーが走り、ヨーロッパ風の街並が見られる場所です。
 ハバナの空港に到着し、荷物を待つこと3時間。まさかの1人体制で荷物を仕分けていました。時間がかかるわけです…。20:30に到着した飛行機で、空港を出られたのは1:00頃。タクシーの運転手さんにホームステイ先まで案内していただきました。案内すれば任務完了のタクシー運転手さんですが、滞在先のお宅に電話してくれ、最後まで見届けてくれるおもてなし。ここでまずキューバの人の親切さに感動。深夜にも関わらず、快く迎えてくれた滞在先のMariaさん。すでにキューバが好きになってしまった私達でありました。

 翌日、モロ要塞が見える海辺の公園にある、「支倉常長」像を拝むために旧市街まで歩くこと5kmほど。彼は400年前に初めてキューバに上陸した日本人です。伊達政宗の命で航海に出た慶長遣欧使節の一行。命がけの旅を終え、ようやくたどり着いた祖国で待っていたのは…。その後の彼の人生を思うと切なくなります。
 キューバ革命の指導者として今でも人気があるエルネスト・チェ・ゲバラ氏。アルゼンチンに生まれた彼は、バイクで旅をしたこともあるそうです。親近感がわきますね。旅先のメキシコで、キューバから亡命していたフィデル・カストロ氏と出会い、キューバへの反攻作戦に参加することになります。 
 キューバに惚れ込んだ作家、アーネスト・ヘミングウェイ。彼が泊まっていたホテルやバーには、今でもたくさんの観光客が訪れます。現地ツアーガイドを伴った日本人とも出会いました。

「老人と海」の最後のシーン、支倉常長が帰国した時の状況。私たちが日本に帰ったら、もしかしたら同じような状況になるのやも…。そんなことを時々思い出しながら今日も旅を楽しむ私たちであります。 

 キューバはWi-Fiカードを購入し、Wi-Fiスポットを探してようやくインターネットに辿りつくことができます。カードを売っているお店はどこも大行列。中央アジアよりもネットを探すのが大変なキューバでした。

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