170823 ギュムシャーチキュ?Gümüşhacıköy 293km



 トルコのガソリンスタンドには洗車場があります。空気入れがあります。ペットボトルの水でとりあえずブレーキ周りを掃除したり、バイクの電源を使って空気を入れることは、この先しばらくないでしょう。
 バイクで走っていて、誰も手を振ってくれないことに寂しさを感じなくなりました。制限速度を気にせず、横を走る人がどんな人か気にせず、みなさんビュンビュン走り去っていきます。時間に追われて忙しいのでしょうか。毎回挨拶してくれた中央アジアが、もはや懐かしいです。

 黒海を離れ内陸に入ると、道路すぐそばの山肌で生活している人たちがいました。難民の方々でしょうか。立ち寄ったスタンドの洗車場で働いていた方はシリアから来たそうです。ドゥシャンベではアフガニスタン出身、イギリス在住の青年に出会いました。彼は大学に通っており、世界を旅してみたいと熱く語っていました。仕事があればまだましで、ヨーロッパに行くことができる人たちはそれだけ余裕があるのでしょう。中央アジアの地方の村では子供たちがハイタッチを求めて走ってきてくれましたが、首都圏ではお金を求めて近寄ってきました。
 国を追われる心配をせず、こうして旅ができるのは贅沢極まりないことです。


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