170807 バイスンBoysun 209km
ウズベキスタンのビザをようやく入手し、やっと走れるようになりました。結局ドゥシャンベには9日滞在しました。久しぶりにバイクを走らせると、ドゥシャンベで整備した成果、アクセルの軽さに驚きます。もうタイヤも積んでいないので車体もずいぶん軽くなりました。
ウズベキスタンのビザをもらうのに9時前から大使館前でスタンバイ。開館時間は9時ですが、もちろん時間通りに開くことはありません。門がひらくと同時に、群衆が我先にとパスポートを係官に渡そうとするので、私も負けじと進み、何とかパスポート提出。順番通りにきちんと並ぶというすばらしい考えは捨てなければなりません。次は門からパスポートを持った係官が出てくるので、名前を呼ばれるまで待ち続けます。ひたすら待つこと1時間。無事にビザを入手。そのまま国境へと向かいます。タジキスタン国境はすぐに済みましたが、問題はウズベキスタン国境。これまで出会ったライダー情報によると、写真や持ち物検査が厳しいらしいので、こちらも構えて臨みました。もちろん愛想をふりまくことも忘れずに。結果、3時間かかって国境を通過。なぜそこまで点検が厳しいか、実際に通過してみてわかりました。国境警備隊は間違いなくみなさん暇です。1人の荷物検査に3人がかり。物珍しそうに触りまくり、そこら中に散らかします。常備薬も全て点検。この薬は何だ?これは?これは?と聞くので全てに返答。洗濯石鹸も舐めて点検。しまいには温泉の素まで舐めてました。写真が入っている電子機器は担当の気分によって、すべて確認します。※女性に対してはそこまで厳しくありません。出国時、女性係官がいないことを願います。挙げ句の果てには人のバイクに勝手にまたがり遊びだす始末。三頭いたシェパードも、みんなで仲良く遊んでいました。ま、こういう国境もありますよね。そんなこんなで無事にウズベキスタン入国。これだけ「役人」が「……」だと、民間人の人の良さに期待がもてます。役人と民間人の人の良さは相反するのです。
サマルカンドまで1日では到着できないので宿がある村に着くと、村の一大イベントのごとく人が集まってきました。みなさんバイクに興味津々。ただし、カメラを向けると蜂の子を散らしたように逃げていきます。国境では「ハチ公」、村では「おしん」が大人気でした。
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