170426バイク整備



生まれて初めて、バイクの整備をしました。
と言っても、私の担当は、サビ取り、洗浄、ボルトに合うワッシャー、カラー探しが大半です。
ワッシャーという部品の働きを初めて知りました。
ボルトより円盤が大きくないと意味がないのですね。
バイクの構造について全く知識のなかった私にとって、シート下のコード類は未知の世界です。
コード一本ずつの劣化状況を確認し、ベアリングに元々付いていたグリスを拭き取って、新しいグリスを塗り、コネクターを外して接点保護剤を塗ったり…。
気の遠くなるような作業が続きます。
美しく整列したハーネス、ホース、ケーブル。
全ての部品において、通す場所、ネジの向きがミリ単位で設計されています。
(生まれて初めて「サービスマニュアル」を読みました。)
少しでも誤ると、部品がエンジンに当たったり、ホースに傷をつけてしまい、場合によっては大事故につながります。
そうさせないための整備。
ここまで神経を使うとは思っていませんでした。
エンジン内部はさらに緻密で、ミクロ単位で設計されているとか。
頭の中でこのような構想を練り、設計図を描き、試乗車を製作し、何日も耐久テストを繰り返し、ようやく私たちの手元にバイクが届きます。
一台のバイクを作るのに、多くの人の労力が注がれていることを実感しました。
バイクは生き物で、整備士さんはお医者さんと同じです。


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